vs. 郵便局 3 [荷物]
本当に,こちらの郵便局「Posti」と自分の相性の悪さを感じる.
荷物が届くたびに,ぎゃふんと言わされている.
不在時においていかれる伝票は,挑戦状に見えるし,はがき一
つ出すにしても,なんか気が抜けない.
今日に至っては,Postiのロゴを見ただけで,「戦い」という言葉
すら浮かぶほど.
また数日前に郵便局に関して疲れることがあったが,他にも書
き忘れていたことがあるので,その話.
もう先月の話なのだが,母が荷物を送ってくれた.
いつもの不在伝票に,見慣れない緑のシールがついていた.
どうやらそのダンボールが税関に引っかかったらしい.
ということはどういうことなのかというと,
・うちの近所の郵便局に保管されていない
・ヘルシンキ中央駅のすぐ隣にあるヘルシンキ中央郵便局に
保管されている
・検査員と一緒に中身を確認し,45ユーロ以上の中身なら,税
金を支払わねばならない
余裕で45ユーロなんて超えているよ...
そもそも,私が送ってほしいと頼んだものだけで,その金額は
当にオーバーしてたし,他にも「いろいろ送ったから♪」という母
の話から察するに,本当にいろいろ入っているのだろう.
また今回も重いのに,今度はいつも以上に遠い郵便局か...
中央郵便局に向かう道すがら,税関の人になんと言おうか,言
い訳を考えていた.
中古だというといいと,誰かが言ってたな・・・とか,シミュレーショ
ンしながら,どんぶらゆられて郵便局に到着.
この日の戦いの舞台.ヘルシンキ駅から徒歩1分.
「税関」という看板を目印に,カウンターに向かう.
どんなに厳しい担当者かと思いながら,伝票を渡したら
担当者,携帯電話で電話中.
頭と肩の間に電話をはさんで通話しつつ,作業開始.
ダンボールをあけ,中身をちらっと確認.
そして,ふたを閉じて,またテープで貼りなおして,はいとダン
ボールをよこした.そしてここにサインしたら,帰っていいよ,
というジェスチャー.
その間,通話は途切れることなかったし,私がその場をあとに
してからも続いていた.
そんな仕事態度でほんとにいいのか?
これだけのために私はここまできたのか…と思うとやりきれなく
なりそうだったので,何も考えないことにして,荷物を引きずりな
がら帰路に着いた.
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