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年度末 [大学]

忙しいです.
年度末なので,いろいろやることがあって.

先週は学会があったのでハンガリーに行っていました.
すごくきれいな国で,ご飯もおいしくていいところでした.
このときのことは,また改めて書きます.


vuosijuhla [大学]

こちらの大学には,学部ごとに,「ギルド(英語のguild, フィン語だとkilta)」
と呼ばれる学生組織があります.
ギルドは,年に一回,大きなパーティーを開催するのだそうです.
「Vuosijuhla」と呼ばれています.英語だと,yearly galaになります.

先日,友人よりとあるギルドのこのパーティーについてご案内がきまして.

このパーティーは,在校生,卒業生問わず出席できて,ヘルシンキ市内
の高級レストランで行われ,関係企業のスポンサーもつくからその分会
費も質の割には値段が抑えられていて,それでも70ユーロだけど.ほら,
年に一度しかないし,それに,うちのギルドは20周年で,すごいお祝い
だから.せっかくの機会だから,来る?

来る?って言われても.わたしの所属とはまったく違うギルドのパーティー
だしねえ.ちょっと考えさせて.

忙しかっただけでなく,まあいろいろ考えるところがあって,回答を保留に
していたわけです.しばらく放っておいて,私はこの友人にこのまま忘れて
もらいたいと思ったことすら忘れるほどバタバタしていたわけですが,誘っ
た友人は忘れてなくて,また連絡が来て.このパーティーがどんなものか
想像できないかもしれないから,写真送るね!といって送られてきたのが
高級レストランと,舞踏会の写真.

舞踏会,高級レストランに,なぜか心が動き,出席することにしたんです.

それから日本からドレスと靴をこちらに送ってもらうように連絡して,パー
ティーの当日の3月3日になんとか手に入れて.
またこの受け取りもいろいろあったので(もちろん郵便局で),追って書き
ますが,ぎりぎり間に合いました.
その日までに少しやせようとおもったのは間に合いませんでしたが.

スケジュールは,
16:30 カクテルパーティー@学部棟
17:15 このギルドへ,他のギルドや他の大学からプレゼントと祝辞
18:00 メインパーティー会場のレストランへ貸し切りバスで移動
19:00 メインパーティー
22:30 ダンス
24:00 アフターパーティー@大学へバスで移動
(わたしはこの時点で帰ったため,以下は事前に聞いていた予定)
25:00 アフターパーティー(軽食)
27:00 アフターアフターパーティー(サウナ)

そのあとも続き,ずーっといると,土曜の昼くらいまでかかるのだそうです.

カクテルパーティーの会場は,私のいる建物から100mほど離れた別の
建物で.会場に入ってまず思ったのが,今日の格好は間違っていなかっ
た!ということでした.日本から黒のロングドレスを送ってもらったのです
が,会場に行ったら,女性はやっぱりみんなお姫様にしてきてて.
色は黒なので地味だったけど,まあこれも年齢相応ってことで.
「ジーパン,Tシャツじゃなきゃ大丈夫」という友人の助言を鵜呑みにして
ちょっといい格好くらいだったらアウトだったとしみじみ思いました...

で,このギルドは20周年ということで,他のギルドや他の大学から代表の
人たちが,いろんなプレゼントを用意してきてました.
これがいろいろ工夫がなされていて.

ギルドの役員たちの前でプレゼンターが贈り物について解説をします.
そして役員たちはその説明にしたがってプレゼントを味わいます.ほとん
どのものが,味わうもの(お酒や得体の知れない飲み物などと一緒)になっ
ています.
こちら側を向いて並んでいる人々が,このギルドの役員メンバーで,こち
らに背を向けている人たちが,他のギルドからお祝いに駆けつけた代表
の人になります.


おもしろいプレゼントの数々.
どうおもしろかったのかは説明が難しいので,省略.

で,本会場であるレストランは,ヘルシンキの中心にあるPörssi
(同じ場所にヘルシンキ証券取引所があります)

豪華なところでしたねえ.
食事もおいしかったです.

以前,sitsitというパーティーに行ったときのエントリーを書きましたが,
ルールは一緒で,歌をうたい,その間は食べず,歌が終わったらテーブル
の左右,前の人とかんぱい!でまた食べて~の繰り返し.
どうして落ち着いて食べさせてくれないのか.

今回のこのパーティーのスポンサーですが,IBM,NOKIA,Microsoft
などの大企業がついていて(このギルドがコンピュータ系の学部だからです
けど),このパーティーの間にもこれらの会社の方の祝辞などがありました.

で,眠くなるほど長いディナーがおわって,ダンス.

本物の管弦楽団が演奏してました.

行ってよかったです.
いい経験になりました.


小学校に行く [大学]

ちょっと事情がありまして,小学校を訪問してきました.
念願かなって,といったところでしょうか.
学校に行ったら,入り口に6年生くらいの女の子が二人.
英語で「ご用件を承りますが」といわれて,びっくり.そんな彼
女たちに4年生の教室へ連れて行かれ,いいのかなーと思っ
ていたら,すでにうちの研究室の先生がプロジェクターを準備
中.「あー,学校内についてくわしく説明していなかったけど,
無事これてよかったわ」といわれ,9時からの授業に参加しま
した.

「環境と自然(Ympäristö ja luonnontieto)」という科目
がこちらの小学校にはあります.内容としては,生物,地理,
物理が合体したようなものです.フィンランドでは,地理は社会
科というよりはむしろ生物や化学,物理と一緒の科学のカテゴ
リーなんですよ.

それで,その授業のなかで,地図とはどういうものか,縮尺とは
何か,それから地図上の2地点の長さから実際の距離の計算を
したり.そんなことを,この4年生の保護者でもある大学の先生
が特別講義をするというので,一緒に行ってきたのですが.
うちの先生の講義は,10歳相手に大学でやってるのと内容が
ほとんど同じで(彼女いわく,教える内容は一緒だからというこ
とで),それもびっくりだったけど,子どもたちもみんな手を上げ
て答えていて.すごいなーと感心してしまいました.

小学2年生の教科書からコンパスが出てきていて,3年生の教
科書では実際の2万分の1地形図をどう読むかというのが出て
いました.
日本も教えていますかね.そういえば地図記号を習った記憶が
あるねえ...でも,日本の地形図は地味なんですよねー,なん
か.こちらの地図のほうが,見ていてわくわくするというか.

(参考)Citizen's MapSite
フィンランドの地形図をWebで検索できてみられるサイトです.
検索するまでもないという方で,地形図の画像だけちょっと見て
みたいかたはこちらに画像があります.

他にも,子どもたちはグループで話し合いながら,学校と自分た
ちのいえを1枚の地図にするという作業をやっていました.一人
でやるのは簡単だけど,みんなの意見をまとめるのは難しい,
それをどう解決するかというのも目的だと担任の先生はおっしゃっ
ていました.こちらの大学の授業もそうなんですが,グループでプ
ロジェクト形式がとても多いんです.内容を教えるだけでなく,人を
育てる教育をしているなーと思います.その辺も大変興味深いで
す.

最後に,日本からせっかくお客様なので,というわけで子どもたち
が英語で質問してくれました.日本のどこから来ましたか,フィン
ランドで好きな食べ物は何ですか,何色が好きですか?などなど.
何かペットは飼っていますか?という質問に,今はいませんが,む
かしウサギを飼っていましたと答えたらぼくも!という子がいました
ねえ.アイスホッケー好き?と聞かれ,まだ本物は見たことないけ
ど,スポーツを見るのは好きなので,見たいとは思っていますよと
言ったら,アイスホッケーのトレーディングカードくれました.

給食もごちそうになりました.子どもたちは,12時になると,給食ホ
ールに行ってごはんを食べます.ビュッフェスタイルで,自分が好き
なだけ取って食べる形式です.この小学校は,自前の調理室があっ
て,そこで給食を作っているのですが,そのスタッフがユニークな人
らしく,いかに野菜を食べるのが重要かとかをラップで歌ったのを給
食ホールに流して,子どもたちに野菜をいっぱい食べさせることに
成功したとか,そんな話を聞きました.あと,またここでも小さい子達
がボランティアでお手伝いしてて,これもびっくり.

なかなか楽しい経験でした.


営業開始 [大学]

今日から研究室に戻ることにしました.
ずっと家にいると運動不足だし.

久しぶりに研究室の皆さんとお昼食べたりして楽
しかったです.

でも,明日はまた公現節(Loppiainen: Epiphany)で
国民の祝日となり,お休み.そしてもう週末なのね.

授業は再来週からですが,私は来週から本格的に
始動したいなーという希望的観測でございます.


sitsit [大学]

sitsitというのは,フィンランドの伝統的な学生のパーティーです.
みんなおしゃれをしてきて,ディナーを食べるのだけど,歌集がおいてあっ
て,時々歌って,歌い終わったらお隣さんたちと乾杯して飲んで,ご飯を食
べて・・・というもの.
「一度くらいは行ったほうがいい」
というフィンランド人の友人からの助言もあって,学内のパーティーに昨日
行ってきました.


銅鑼の音とともに,この人が音頭をとって,歌ったり飲んだり.

お国自慢の歌を披露したりもあり(これはスペインのみなさん.いつも元気
でうらやましいほどです)

日本だったら,いったい何を歌えばいいのか・・・

私は,人前で話したり歌ったりするのを日ごろ大変苦痛に思っているので,
結構つらかったです.そもそもパーティーや懇親会も苦手で・・・じゃあなん
で行ったのとも自分でも思うわけですが,いや,何事も経験ってことで.百
聞は一見にしかずだしね.

今回いったのは,海外からの学生のためのsitsitで,他にもギルドごととか
あっちこっちでしょっちゅうやっているとのことでした.


パーティーの帰り [大学]

大学で大きなパーティーが行われた。
有名なパーティーらしく,他の大学からも人が訪れたり
学生も,彼女や友だちを連れてきたりと,どうやら学園
祭のような風情。

いくつか例によってバンドも呼んでいていて,観客であ
る学生たちは,酔っ払っている人々がほとんどのことも
あってか,盛り上がっていた。一つは「よく曲がラジオか
ら流れてくる」という,知られたバンドだったみたいだが,
こちらは知るよしもないし,そんなことよりも,どうしてフィ
ンランドの歌手は,このくらいの歌唱力でプロになれる
のだろうか…という日ごろから抱いている疑問がまた頭
をよぎったりしたので,ライブそのものは酔っ払いに囲ま
れながら数曲聴いた程度で,もっぱら他の日本からの
留学生とおしゃべりしていた。

パーティーそのものは,まあ別にどうということはなく,メ
インイベントも終わったし,もう遅いしというわけで家に向
かうことにした。

来たバスは,すでにとても混んでいた。車内でデジカメで
友達同士で写真を撮ったりしているのが外から見えた。
パーティーの名残か。。。と思いながら,バスに乗り込んだ。

座って帰りたいと思い,バスの通路を後ろまで歩いていき,
やっぱり席がないな…と思いながら座席を見回した。一番
後ろが異常にうるさいなと思ったら・・・

私のルームメートと,うちにしょっちゅう遊びに来ている10人
くらいのスペイン人軍団だった。

彼らの元気のよさのおかげで,かなりスペインについては
食傷気味になっているため,ぎょえーと思って,彼らに背を
向けて立ち,知らん顔をしようとおもったら,
「あ~!」
みんなで私の名前を大声で何度も連呼。なんで気づかれた
んだ?見ると,こちらに向かって,みんな元気に手を振って
いるではないか。ひえー。気づいたのは分かったから,もう
やめて…一応彼らのほうを向いて,はーいと手を振ってみた
が,明らかに顔は引きつっていたと思う。

彼らは,ずっとバスの中で大きな声を出して歌いながら,
山手線ゲームのようなゲームをやっていた。非常ににぎや
かだった。そのまま彼らからは離れて立っていたが,途中,
わたしの名前を何度も呼ばれた。もういいから,と言いた
かったが,どうすることもできないまま,時々後ろをむいて,
手を振ってみたりもした。
まわりの乗客が,じろーっと痛い視線で私の顔を見ていた。。。

でも,なんとなくだが,うちによく来るスペインのみなさんは,
いい人たちなんだなと思うようになった。
この感覚は,息子や娘の友だちが入り浸っている家のお母
さんが,しょっちゅう遊びに来るその子たちに理解を示し始
めたような感覚に近いのかもしれない。


カードキー [大学]

研究室は夜8時以降~朝まで,週末は終日建物内に入れません。
が,カードキーがあれば入れます。
やはりあったほうがよかろう,という話になり,私も作ってもら
いました。
これで,こちらの大学も24時間営業になりました。


学校に暖房 [大学]

研究室に入ったら,いつもと違って暖かいことに気づきました。
やっと暖房が入ったんだ!
日中15度くらいで暖房なしはやっぱり寒かったので,ほんとによ
かったです。


立ち入り禁止 [大学]

昨日,研究室にPCなど荷物を置いて建物を離れ,
出かけていて学校に戻ってきたら,私の研究室の
ある建物は,平日(月-木)は夜8時以降は建物内
に入れないことが分かりました。金曜日は,6時ま
で。土日は全くは入れません。

一応,24時間営業のPCルームはあるのだそうで
すが,私の研究室は,平日昼間のみの営業という
ことで。

大学はどこも24時間くらいに思っていたので,これ
もまた驚きでした。


YOROSHIKU [大学]

一気にいろんな連絡が来ました。

まず,チューターくんから,連絡が来た!
待ってたよ~。
私より10歳も年下だった。。。

キューバとフィンランドのハーフだという自己紹介で。
ちょうど,レイナルド・アレナスの「夜になる前に」の
DVDを久しぶりに見なおした直後で,びっくり。

前回のエントリで書いたように,彼も例外なく8月は仕
事をしているということで,私のヘルシンキへの到着
が日曜日なので,どうなるのかしら,自分でどうにか
しなきゃいけないのかね?なんてメールを書いたら,

その到着の日は非常に微妙なんだけど,なんとかし
ます

という返事。

2年ほど日本語を勉強しているという今後お世話に
なるチューターくん,2通目のメールは,いきなり
「よろしく(YOROSHIKU)」から始まっていた。
うーん。。。

いや,こちらこそ,よろしくお願いします。


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