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5か9か16: タリン [旅行]

昨年末,12月29,30日とエストニアのタリンに行ってきました.
研究室のおとなりさんがタリン出身で,年末暇なら遊びにおいで
と言ってくれたので.

タリンといえば,フィンランド人にとっては「酒を買いに行く」ため
に行く場所だそうで,「隣国に自国のビールをしこたま買いに行
く」と揶揄されています(というか実際そうなんですけど).

例によって,予備知識もほとんどなく,ふらーっと出発.
ヘルシンキの港から船に乗るのも初めて.
港です.左手がもう海.

お!

道路標識にふつうに「ストックホルム」といって他の国の地名が.
しかも海に向かって矢印というのが,ちょっと新鮮でした.

で,昼過ぎにヘルシンキを出て,客船に揺られてのんびり3時間,
タリンに到着.あっというま.

到着早々友人が「教会で6時からコンサートがあるから,それまで
時間あるし,街まで歩こう」と提案.そう,それじゃあ.というわけで,
市街地へレッツゴー.
雪の中,超寒かったです.

で,行ってから知ったのですが,タリンは世界遺産にも指定されて
いるハンザ同盟の街で,中世の街並みがそのまま残っている大変
美しいところなのです.

街への入り口です.かつては,この門の外はすぐ海だったそうです.

市庁舎広場になります.まだクリスマスの名残が.

ヘルシンキと違い,とってもヨーロッパというかんじがします.


ロシア正教教会.中が本当にびっくりするほど美しい.
ちょうど祈祷の時間に行き,すごい感動しました.撮影不可でした.

で,コンサートというのは,このNigliste教会で行われました.
大変歴史のある教会で,中は500年以上も昔に描かれた友人いわく
「エストニアでもっとも貴重な絵画がある教会」.

通常は入場料がとられるのですが,コンサートだったのでただでした.
ここも中は撮影できませんでした.残念.コンサートは,男女混声合唱
団による主に賛美歌,そしてたぶん地元のミュージシャンのうた,そし
て両者のコラボレーションという内容でした.

タリン近郊の友だち宅にこの日はとめてもらい,次の日.
何をするか,ちょっと離れた軍港に行くかなど,いろいろ意見が出た
のですが,結局市内観光に.

エストニアはロシアから1991年に独立したばかりですので,ロシア時
代の名残があちらこちらに見られます.例えばアパート.

典型的なロシアンスタイル.
友だちいわく,「ロシアのアパートには,5階建て,9階建て,16階建て
の3種類しかないからね」
だそうです.

バスに乗って,再び旧市街へ.

城壁が残ってます.ほんと中世ヨーロッパってかんじ.

結婚記念写真も撮影してましたよ.美しいもんね.

次に行ったのは,ロシアンマーケットと友人は呼んでいましたが,そん
なところ.駅の隣にあります.ロシアの衣料品や食べ物などが売って
いました.いずれもフィンランドにはないテイスト.

で,あちらに着いた時点でうっすら気づいてはいたのですが,エストニ
アではユーロが使えないんですね.独自の通貨(エストニアクローン)を
使っているのですが.でもどうしたものか両替をしなかったので,ほんと
失敗したと思いました.ここでは何も買えず,見てただけ.といってもほ
しいものはなかったですが.

結局,友だちに建て替えてもらったり,それをユーロで返したり,買い物
に行ったスーパーや本屋さんはクレジットカードで乗り切りました.

エストニアの食べものは,フィンランド料理より味付けがしっかりしてい
ておいしかったです.


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